『かくて不死なる御子は黄泉路へと騎馬を走らせたり』

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 『かくて不死なる御子は黄泉路へと騎馬を走らせたり』(以下、不死御子)は、マーダーミステリー型のLARPです(※マーダーミステリーではありません)

 LARPとは、自分とは別の人物になりきり、心や体の動きを伴わせて、参加者全員で空想世界への没入を体験する遊びです。ファンタジー風の衣装を着けてTRPG的な物語を体験したり、サバイバルゲームのように戦闘を楽しんだりするものが有名ですが、現代服でホラーものを遊ぶ、テーブルに着いた状態で食事をしながら物語を楽しむ、役職や性格の設定されたディベートを体験するといったものまで、様々なものがあります。

 マーダーミステリーとは、推理小説の登場人物の一人となって起きてしまった事件の真相を探ったり、犯人役となった場合には虚言を弄して逃げ切ることを目指す、会話主体の遊びです。ジャンル名に「マーダー」とついてはいますが、失せ物探しなど日常系の作品も存在しています。また推理モノであるため、一度しか遊べないという特徴があります。

 不死御子は、この両者の中間的な遊びとなっています。全員で登場人物になりきり、キャラクターの心情に寄り添いながら議論や会話を重ね、事件の謎を紐解いていく形となります。アナログゲーム勢に向けた言い方をするなら「協力型のパーティゲーム」というくくりになるかと思います。またマーダーミステリーの「一度しか遊べない」という部分を受け継いでいます。

 LARPとしては、全員が着座した状態で行う「卓上LARP」に近い形になります。
 マーダーミステリーとしては、「クローズ型」に近い形になります。全員が設定書にない事柄を語ることができます(便宜上、これを「虚言」と呼びます)。全員が着座している関係上、密談はできません。せいぜい隣の人とのひそひそ話になるでしょう。カードはありますが最初から各自が持っている形であり、これを取得するためのチップのようなものはありません。勝利点という概念がないため、点数を得るためのミッションもありません。プレイヤーがなにがしかの思い出を持ち帰ることができれば、それが勝利ということになります。

■あらすじ:
 世界観は大雑把に、リアル寄りの中世西洋風のファンタジーです。魔法も奇蹟も存在していますが、魔法は使える者が限られていますし、奇蹟は本当に稀にしか起こりません。舞台となる大陸には、東西南北それぞれに大国があり、各国の王の思惑に従って協力や対立を繰り返していました。
 このうち北の国に、あるとき、「不死なる御子」という英雄が誕生します。
 彼は「一切の傷を負うことがない」という奇蹟を発現していました。
 ──ですが、なぜか彼は死んでしまいます。
 彼が死んで二日後、あなたがたは北の国の国王に召喚されました。
 不死なる御子がいかにして死に至ったのかについて、そなたらに議論を交わしてもらいたい、と。

■形式:オフライン専用・卓上LARPやクローズ型のマーダーミステリーに近い形
 没入重視・文章量少なめ(2000字程度)・虚言あり・密談なし・読み合わせあり
  ※推理成分は薄めです。また議論時間も短めになっています。
  ※人狼的な議論の仕方や、他プレイヤーを論破するのが好きという方には向きません。

  ※一般的なマーダーミステリーのセオリーに沿うと解けない可能性が高いです。
  ※いわゆるバカゲーです。
  ※精神的に辛い可能性のある設定があります。
  ※性別自由なキャラクターが多いため、同性愛者が発生する可能性があります。

■主な委託先:
・マシューさん(https://twitter.com/matthew_MmysG
・CLOSSさん(https://twitter.com/CLOSS_LARP
・ミヤさん(https://twitter.com/brbr37d
・縁側ひなたさん(https://twitter.com/engawa_nite

■プレイ時間:3時間半程度(議論時間80分程度)

■プレイ人数:プレイヤー8人(性別自由7名&女性固定1名)+ゲームマスター1人(合計9人)

■プレイヤー用キャラクター:8名
・若き巡察使(22歳:性別自由)
  あなたは北の国の辺境を巡回し、きちんとした統治が行われているかを監査する巡察使だ。
  やわらかい物腰で、丁寧な言葉を使う。

・老いた神官(44歳:性別自由)
  あなたは北の国の都にある神殿にて聖務日課に励む、一介の神官に過ぎない。
  年齢相応に落ち着きがあり、威厳ある物言いをする。

・豊満な商人(32歳:性別自由)
  あなたは南の国から商売にやってきた、大変ふくよかで、やり手の商人だ。
  ふてぶてしい態度で、異国の言葉を使う。

・旅芸人の子(推定10~12歳:性別自由)
  あなたは街から街へ旅をする旅芸人の一座で、子役の道化師を務めている。
  年齢相応に落ち着きがなく、子どもらしい物言いをする。

・隻眼の傭兵(24歳:性別自由)
  あなたは駆け出しの頃に戦争で片目を失いはしたが、それでもなお腕の立つ傭兵だ。
  荒々しい態度で、強い言葉を使う。

・祈りの乙女(16歳:キャラクター性別女性固定)
  あなたは不死なる御子のため、女神へと祈りの歌を捧げる乙女だ。
  しおらしい様子で、飾り気のない物言いをする。

・黒き呪術師(年齢不詳:性別自由)
  あなたは北の国の都近くの山中に庵を設え、呪術で暮らしを立てている呪術師だ。
  余裕のある様子で、断定的な物言いをする。

・盲いた楽師(18歳:性別自由)
  あなたは八年前に流行病で光を失い、趣味で触っていた楽器で生活するようになった。
  一歩引いた物腰で、優しい言葉を使う。

■主要なノンプレイヤーキャラクター:3名(端役や名前だけ存在する者が、もう何名か存在する)
・不死なる御子
  奇蹟により不壊なる体を授かった、北の国の英雄。もとは一介の羊飼いだった。

・北の国の国王
  北の国を統べる厳格な国王。戦士としても優秀で、「血斧王」の異名を持つ。

・白の魔法使い
  古代から伝えられる魔法を使いこなす、白眉白髯の魔法使い。王の側近。

 

[メインビジュアル]
 やすたみさん(Twitter ID: @yasutami86

[Special thanks]
 kikiさん(Twitter ID: @@kiki_tamago